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1966 大映東京 >jmdb
![]() 氷点だ氷点だ。 なんだか身体の調子が良くないので、楽しい映画を観よう…と思ってたはずが、なぜか『氷点』を選んでしまいましたよ。具合悪~。 検索してみると。 映画化はこれ1本。いっぱいあったような気がしてたのは皆テレビ作品であった。テレビドラマ化は7本もあった。すごい複製力! 参考 *テレビドラマデータベース* さて。 究極の選択!って感じの設定が面白いストーリーは。 …幼い娘を通り魔的殺人によって殺された病院長夫婦。 半狂乱に陥った妻の望みで、亡娘の代わりに養女をもらうことになる……と、その娘が、もし、わが娘を殺した男の子どもであったとしたら…! というお話。 しかも。 ソレが、通り魔事件当時、妻が幼い娘をよそに夫の同僚と不倫の関係を結んでいた…との疑惑を持ち続ける夫(医師でもある)による、陰湿極まりない復讐だったとしたら…! というオソロシイお話。 さてさて、映画版は。 疑惑の妻に若尾文子、その夫に船越英二、悲劇の養女「陽子」に安田(大楠)道代。 「陽子」の義兄にあたり、実の両親の真の姿に苦しみ続ける長男に山本圭……こんな家族はイヤダよぅ。 その他、夫婦に養子を薦める善意の同僚医師に鈴木瑞穂、妻との不倫を疑われる美貌の後輩医師に成田三樹夫、「陽子」に恋心を抱き、嫉妬した継母(若尾文子)に迫られる学生に津川雅彦などなど。 …というわけで、現在観ますと、演出その他やや大仰な感じも多少ありますが、そんなのは全部ふっとんじゃうくらいキャスティング最強! 心の内にお互いへの深い猜疑心を抱き続ける人間関係を映画的スピーディ&コンパクトに展開していきます……ああイヤダイヤダ。 豪雪地帯・旭川を、クリスチャン的にモノクロで鮮やかな、画面の美しさも堪能できる一本でありました。 【参考サイト】 氷点を旅する … 原作者の言など。 三浦綾子記念文学館 … 在・旭川。
64 大映・東京 >jmdb
![]() ポスターが、なんとなくエロ系?っぽくなくもないが、全然エロでも何でもないのだ。お茶の間タイムな一本でありまする。 さて。 山間の小さな温泉町に赴任して来た若き美人女医=若尾文子たん。 小さな町の男ども(基本的にほとんどオッさんと爺さんしかいない>例・柳家金語楼)は、にわかに病弱になり、 「目にゴミが入りまして…」 ってんで昼間っから医者ぁ行く始末なのである。 美人女医は、 「どぅもスイマセン」 をくり返す林家三平を助けたり(正確には、その新婚妻の湯あたりを治してあげたり)しているうちに、なぜか温泉芸者軍団にも大人気になっており、 「あら、今度来た先生、ちょっとイカスじゃない?」 と、文子先生は、どこへ行ってもモテモテなのだ。 が。 文子たんだから、対応は、いつもと同じくすっごい冷たいのだ。 「あぁら、私は医者ですわよ。医者の言うことはお聞きなさい」 ってな感じである。もちろん、誠意なんかほとんど感じられないぞ。 しかし。 皆は、文子たんの美貌にもう滅法くらくらなので、誰も文子先生のクール(過ぎる)ところには気がつきません。 で。 終始、クールで高飛車な文子先生はいつもの、ファニーフェイスながらクールビューティ、と言う魅力でワレワレ(>私、だ)を魅了しまくっていましたが、驚くべきことに、内心ではこの温泉町と人々をたいへんに愛していたのだ! けっきょく現地で結婚>目出度く骨を埋めることになったのでありましたよ。 ああ! かっこいいぞ! 若尾文子!
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![]() 林芙美子原作。 戦後の、なにともやるせない、気だるいような、自暴自棄のような、微妙~なところを描く一本です。 元芸者・杉村春子は、溜め込んだ小金を知り合いに貸し、小さいながらキッチリと暮らしを立てている。 そんな彼女のもとへ、戦争挟んで以来音信普通だったかつての恋人からの便りが届く。顔を見に行きたい、ちょっと挨拶に…。 …と、彼女は、突如むかしが戻ったような華やぎで化粧もしっかりと男・上原謙を待つ。 相変わらずいい男だった。ちょっとくたびれてはいるが、昔と変わらぬいい男だ。 昔を取り戻そうとするように睦み合う二人。 …だが酔いがまわるうちに男は、なんだか自棄のように、彼女に借金を申し入れてきたのだった…。 なーんともやるせないんですよね、本作。って、暗いだけじゃあ全然なくって、ユーモラスなところもたっぷりあるし、だからかえって哀しいような。 さて。一点のみ。 原作だと、男の借金申し入れにカチンと来た女が、彼がトイレかなんか行った隙に、大事にしていた若い頃の彼の写真を焼いてしまったところで、 戻って来、男が、何か焦がしたの? と聞くと、 「いえね、チーズ焼いてみたんですよ。でもダメね。嫌な臭い。捨てちゃった」 …とか何とか言うんじゃなかったかな。この「チーズ」ってのが印象深かった。 映画はここ、燃えさし、とか何とかになってましたよ。 何でじゃろう? チーズのが良いよぅ!
大映・東京 56 溝口健二 >jmdb
![]() 売春防止法制定前夜の「赤線地帯」吉原を描くおはなし。とにかくキャラが立ちまくってます。ステキにはまってますよ。 なにせ、「お父さん」が進藤英太郎、「お母さん」が沢村貞子、「若いモン」が菅原謙二……ベタベタやー。 「女の子たち」ももちろん、キャラが立ちまくってますよ。 「うちは八頭身や」 と、悪びれないスベタ(失礼)なグラマー=京マチ子さんに、 「悪いわぁ~」 と、ふくふくした顔に、眼光は鋭く、目端の利きすぎるセコい守銭奴=若尾文子たん、 「困ったわねぇ」 と、乳飲み子と結核亭主を抱え、ぐじぐじ生きる木暮実千代サマに、 「息子と一緒に暮らせるようがんばんなくっちゃ」 と、フルメイクも不気味な「女の子」=三益愛子お母さま。 映画全体は、《テーマ》もの、と言う感じがしました。風俗、画像的に、やはり必見ですなー。
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